
今晩の取引では金融政策の見通しを巡り、寄り前に発表される米9月消費者物価指数(CPI)に注目が集まる。9月CPIは前月比+0.3%と8月の+0.6%から鈍化が見込まれ、変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは前月比+0.3%と8月から横ばいが予想されている。前年比では総合が+3.6%、コアが+4.1%とそれぞれ8月の+3.7%、+4.3%から鈍化が予想されている。予想通りの鈍化となれば、利上げサイクルの終了期待が株式相場の支援となりそうだ。このほか、新規失業保険申請件数も発表予定で雇用動向にも要注目か。
今晩の米経済指標・イベントは9月CPI、新規失業保険申請件数のほか、EIA週間原油在庫、米30年債入札、9月財政収支など。このほか、ローガン米ダラス連銀総裁やボスティック米アトランタ連銀総裁の発言も予定されている。企業決算は寄り前にウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、デルタ航空、ドミノ・ピザなどが発表予定。(執筆:10月12日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ