
雇用指標が米長期金利の上昇要因となり、米国株は大幅安。為替も値動きが荒くなっており、リスク回避の動きが加速するだろう。CME225先物からは、日経平均はスタートから31000円を割り込む展開が想定される。金利上昇でグロース株は買えないし、為替のボラティリティが高まっていることから輸出関連も手がけづらい。バリュー株は相場の変調が意識されて足元では大きく崩れており、値ごろ感が出てきても資金の振り向け先がない。週末の米雇用統計に対する警戒も高まりやすく、水準を切り下げて始まった後も下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは30500円-30950円
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ