
NY勢の動き出しにかけた21時30分に予定されているエルダーソン欧州中央銀行(ECB)専務理事の講演内容が為替の動意につながる可能性はあるものの、同時刻に発表予定の8月米住宅着工・建設許可件数の結果を受けたドル相場の振れの方が欧州通貨を含めた為替相場全体の方向性により影響を与えそうだ。同専務理事はこれまでインフレ抑制に前向きな発言が目立ったものの、先週のECB金融政策決定において金利据え置き予想も半数を占めるなか断行した0.25%利上げの影響を見定める時期との見解に落ち着きやすいかもしれない。
想定レンジ上限
・ユーロドル:12日高値1.0769ドル。
想定レンジ下限
・ユーロドル:3月17日安値1.0608ドル。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ