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【見通し】株式明日の戦略―TOPIXが月の中盤に高値を更新、上昇に弾みはつくか

14日の日経平均は大幅反発。終値は461円高の33168円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1224/値下がり535。半導体株が強く、レーザーテックとディスコが5%を超える上昇。米金利低下を受けて、三菱地所や三井不動産など不動産株が軒並み高となった。バリュー系の銘柄も強く、出光興産、ENEOSなど石油卸や、神戸鋼、日本製鉄など鉄鋼株が買いを集めた。指数が上に値幅が出る中、ファーストリテイリングが3%高。1Qが大幅増益となったMacbeeが一時ストップ高となり、1Qで最終黒字に転換した3Dマトリックスがストップ高となった。

 一方、ソフトバンクGは傘下アームの売り出し条件が決まったが、数日この材料で賑わっていたこともあって逆行安。売買代金上位銘柄では川崎汽船やネクステージが売りに押された。3Q決算が失望を誘ったHISが7.2%安。はてなやセルソースが決算を材料に急落した。

 日経平均は大幅上昇。33000円を大きく上回り、後場に入ってからも上値を伸ばす非常に強い動きとなった。TOPIXは年初来高値を更新。高値更新基調は続いていたが。7月や8月は月初だけ強くその後は伸び悩んでいただけに、9月の中旬に強含んできたことは先高期待を高める。

 本日は欧州でECB理事会が開催され、米国では8月の生産者物価指数(PPI)が発表される。どちらも長期金利を刺激しやすい材料ではあるが、きょうの日本株はこれらを警戒する動きが見られなかった。きょうは半導体株や不動産株が強かったことから、米長期金利の低下が日本株の大幅上昇につながったことは疑いようがない。それだけに、これらの材料を消化して米金利が大きく上昇してしまうと、あすは強く売られる展開も想定される。一方、米金利の上昇が限定的であったり、上昇ではなく低下するようであれば日本株は三連休を前に踏み上げ的な上昇も期待できる。日経平均のきょうの高値は33244円。9月7日につけた直近高値の33322円に迫っており、これを超えることができるが注目される。その上には8月1日の高値33488円が控えている。もし、これも超えるようであれば、全体のブル基調に弾みがつく公算が大きい。


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ