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【見通し】株式明日の戦略-大幅高で下振れ懸念が後退、あすは米CPIを前に様子見か

12日の日経平均は4日ぶり大幅反発。終値は308円高の32776円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1392/値下がり389。アームIPOの人気の高さを伝えるニュースが連日で届く中、ソフトバンクGが2%近い上昇。三菱UFJ、三井住友、みずほFGのメガバンク3行が利食い売りをこなしつつ、後場に買われて年初来高値を更新した。その一方で、前日に長期金利上昇を嫌気して大きく下げた東京建物や三菱地所など不動産株にも見直し買いが入った。ドル円には円安一服感が出てきたが、トヨタ、日産自、ブリヂストンなど自動車関連が全般堅調。治験に関するリリースが好感された武田が大幅高となった。

 一方、アドバンテスト、ディスコ、レーザーテックなど半導体株の多くが下落。海外におけるファイナンスの条件が決まったJFEHDが改めて売りに押された。機械式駐車場装置の談合疑いで公正取引委員会が立ち入り検査に入ったと伝わった新明和工業が急落。社長辞任を発表したネクステージがストップ安となった。

 本日、グロース市場に新規上場したライズ・コンサルティング・グループは、初値が公開価格と同値となり、終値は初値を小幅に上回った。

 日経平均は大幅高。場中は大きく値を消す場面もあったが、売り圧力を跳ね返して強い動きを見せた。半導体株が相変わらず弱かった点は気がかりだが、それでも300円を超える上昇となったことで、日本株が底割れすることへの警戒は大きく後退した。半導体株に関しても、ナスダックが持ち直してきている点は安心材料。本日はアップルが新製品を発表予定で、米グロース株を刺激するかが注目される。13日は米国で8月の消費者物価指数(CPI)が発表予定であることから、あすの日本株はこれを前に様子見姿勢が強まると予想する。日経平均(12日終値は32776円)は75日線(32511円、12日時点、以下同じ)より上で推移できるか、5日線(32816円)を超えるような動きが見られるかといった点に注目しておきたい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ