
米国株の上昇を好感した買いが入ると予想する。日経平均は7日と8日の2営業日で600円超下落しており、押し目を拾う動きが活発になるだろう。岸田首相が内閣改造を13日に実施するとの意向が伝わっていることも、買い戻しを誘う要素となる。なお、9日付けの読売新聞では植田日銀総裁の単独インタビュー記事を掲載しており、持続的な物価上昇に確信が持てた段階になれば、「マイナス金利政策」の解除を含めた色々な選択肢があると語ったことを報じている。金融株に動意が見られるかには注意を払っておきたい。全体としては、このタイミングで反転できれば13週線(32506円、8日時点、以下同じ)や75日線(32464円)などテクニカルの節目が先々でもサポートになると見込まれる。地合いの改善期待が高まり、場中もしっかりとした動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32500円-32900円
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ