本日のロンドン為替市場のユーロドルは、重要な経済指標や要人発言の予定がないことで、1.0700ドルのNYカットオプションが値動きを抑制する展開が予想される。
欧州中央銀行(ECB)高官は、14日の欧州中央銀行(ECB)理事会の1週間前のブラックアウト期間に入っているため、金融政策に関する発言はできないことになっている。
昨日のユーロドルは、1.0700ドルの大口の買いオーダーをこなして、ストップロスをヒットして1.0686ドルまで下押した。しかしながら、1.0700ドルの大きめのNYカットオプションのマグネット効果で下げ渋る展開となっている。
経済指標では、8月独消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比+0.3%/前年比+6.1%)や7月仏鉱工業生産(予想:前月比+0.1%)の発表が予定されているものの、予想から大幅に外れない限りは、市場への影響は限定的だと思われる。
ポンドドルは、イングランド銀行による利上げ継続観測が後退していることで、1.24ドル台まで下げており、さらなる売り材料には警戒しておきたい。本日の200日移動平均線は1.2427ドルに位置している。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0816ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:158.41円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.2596ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ポンド円:184.72円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0635ドル(5/31安値)
・ユーロ円:156.87円(8/23安値)
・ポンドドル:1.2369ドル(6/5安値)
・ポンド円: 182.38円(8/9安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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