動画配信期間:2022/10/5~
FX初心者さんが見逃しがちな、「利確(りかく)」と「撤退」の重要ポイントをテクニカルアナリストの岩田仙吉さんが、優しく丁寧に説明します。 そもそもFXでどのようにお金を増やすのかイメージが湧かない方はもちろん、思うように利益を伸ばせない、決済のタイミングがわからない、そんなお悩みをお持ちの方にもお役立ちのセミナーです。
■人はなぜ損切りに踏み込めないのか?
(02:54頃から)
行動経済学の一つに「プロスペクト理論」があります。この理論によると、人間が感じる価値は金額に比例しない、特に損失回避の心理作用がある、とのことです。たとえば、人が収益を出した時、収益の増加に伴う喜びは正比例しません。一方で損失を出した時、僅かであっても悲しみが大きくなります。
■FX初心者がつまづく利益確定の判断、FX初心者が戸惑う損切りの判断
(07:10頃から)
一つの提案として、エントリーの際に利益確定と損切りの水準を決めておくことをお勧めします。先ほどのプロスペクト理論では、損失が出ると嫌な気分になることを解説しました。損切りをちゅうちょしないため、あらかじめ決めておきましょう。
もし、最初の取引で10%利益獲得、次に10%損失発生、このような取引が続いとしましょう。その場合、最終的に儲けが出るでしょうか?それとも元本割れになってしまうでしょうか?(答えは動画の中で!)
■ポジション管理の3か条①毎月の損失許容額を設定する
(22:19頃から)
まず、毎月の損失許容額を設定します。次に、それを4分割すると、週ごとの許容額が出てきます。さらに5分割すると、1日ごとの許容額が出てきます。許容額を把握することで、事前準備ができて心理的にも損切りがしやすくなります。
■ポジション管理の3か条②損切り値幅を決める
(24:34頃から)
次に、自身が取引する損切り値幅を決めます。50銭や1円といった機械的な決め方ではなく、ご自身のチャートで決めましょう。例えば1分足の場合、エントリーしようと思った水準からやや離れたところにある安値まで来たら損切りしよう、と判断できます。
損切りを決める際、損失許容額を超えなければ「わりとざっくり」でよいと思います。また、一度決めた損切り水準は動かしませんが、トレイリングストップなどで含み益が出ている場合は変更してさらなる利益確保を目指したり、よりマイナスの少ない損切り水準にして損失を軽減(場合によってはプラマイナスゼロ)することも考えます。
株式会社タートルズ代表/テクニカルアナリスト
2004年、東京工業大学から一橋大学へ編入学。専門は数理経済学。卒業後、FX会社のシステムトレードプロジェクトのリーダーになり、プラットフォーム開発および自動売買プログラムの開発に従事。その後、金融系ベンチャーの立ち上げに参画。より多くの人に金融のことを知ってほしいと思い金融教育コンテンツの制作に集中するために会社を創業。現在は、ハイリスク・ハイリターンの投資手法ではなく、初心者でも長く続けられるリスクを抑えた投資手法を研究中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。