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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
4月13日(火)NZドル/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・4/14 NZ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
NZ中銀のスタンスを確認
明朝の重要イベントとしてNZ中銀(RBNZ)の政策金利発表に注目が集まっている。
前回2月24日の会合では、金融政策に関する声明を「現行の政策は適切」とし、従来の「追加緩和が必要になる可能性がある」との文言を削除。
「長期に渡る金融政策の刺激が引き続き必要」とはしたものの、成長率見通しを引き上げた事もあって、市場はRBNZのハト派姿勢が弱まったと受け止めNZドルが上昇した。
ただ、その後は10-12月期国内総生産(GDP)が前期比-1.0%と予想外に落ち込むなどNZ経済は停滞気味だ。一方で、住宅市場の加熱は収まらず、コアロジック住宅価格指数は今年に入り前年比で2ケタ増が続いている。
NZ政府は中銀に対し、金融政策決定において住宅価格を考慮する事を義務付ける方針だ。RBNZが今回の会合でタカ派へシフトする公算は小さいだろう。
市場の一部には2022年中の利上げ開始を見込む声もある事から、声明が「想定したほどタカ派的ではない」と受け止められるリスクもありそうだ。
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