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【見通し】ロンドン為替見通し=ユーロドル、ECB金利先高観とイラン不透明感が綱引き

本日のロンドン為替市場では、ユーロとポンドがそれぞれ異なる材料を抱えながら、方向感を探る展開となりそうだ。欧州中央銀行(ECB)がタカ派寄りに傾きつつあるなか、欧州金利の先高観からユーロには下値を支える力が働きやすい。しかしながら、イラン情勢を巡り「有事のドル買い」が再燃する可能性も無視できない。ポンドは、英地方選の開票が本日朝から本格化するなか、与党・労働党大敗の規模をにらんで神経質な動きが続きそうだ。

 ユーロ相場の焦点は、ラガルドECB総裁とデギンドス副総裁の講演が6月の政策方針にどこまで踏み込むかだ。先月末の理事会でラガルド総裁は、金融引き締めの是非を長時間議論したと明かした。昨日にはシュナーベル専務理事が、エネルギー価格上昇の二次的影響への警戒を示している。ECB内でタカ派的な見方が勢いを増すなか、本日の発言が早期の政策転換への確信を市場に与えるようなら、ユーロの支えとなりやすい。

 一方、ホルムズ海峡周辺では7日に米・イランが交戦し、戦闘終結への期待が後退した。イランは米国提示の覚書への回答をなお保留しており、地政学的な緊張はくすぶったままだ。「欧州金利の先高観」と「有事のドル需要」の綱引きが続くなか、ユーロドルは一方向に動きにくい地合いといえる。

 ポンドは、昨日実施された英地方選の開票進展とともに値が振れやすいだろう。労働党の大敗が既定路線とみられており、焦点は敗北の規模とその政治的余波に移っている。大勢が判明するにつれ、スターマー首相の政権運営能力への疑問がこれまで以上に意識されるだろう。

 とりわけ、リフォームUKなどポピュリスト政党の躍進が鮮明になれば、財政再建路線を掲げるリーブス財務相の立場も一段と難しくなる。英国の財政運営への先行き不安がポンドに圧力をかける展開が続きそうだ。なお、欧州午後には4月米雇用統計の発表を控えており、昼過ぎからは様子見ムードが強まるかもしれない。

想定レンジ
・ポンドドル、6日高値1.3643ドル
・ユーロドル、6日高値1.1797ドル

想定レンジ下限
・ポンドドル、4月30日安値1.3454ドル
・ユーロドル、5日安値1.1677ドル

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ