読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

【見通し】株式明日の戦略-日経平均は6万円割れもTOPIXは高値引け、ここからはバリュー株にも期待

28日の日経平均は3日ぶり大幅反落。終値は619円安の59917円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きは一桁の下落。一時プラス圏に浮上したが、買いは続かず早々に下げ幅を3桁に広げた。アドバンテストが決算を受けて大きく売られたほか、ソフトバンクグループが弱く、この2銘柄が日経平均を大きく押し下げた。一方、プライムでは値上がり銘柄が多く、TOPIXは堅調に推移。日経平均も前場では節目の6万円近辺では下げ渋った。

 昼休みに入り、日銀は政策金利の据え置きを発表した。この決定自体は大方の予想通りであったが、反対が3名いたと伝わったことで次回の利上げが強く意識され、発表直後にドル円が大きく円高に振れた。これを受けた日経平均は前引けから水準を切り下げて始まり、ほどなく6万円を割り込んだ。しばらく下押し圧力の強い地合いが続き、安いところでは下げ幅を800円超に拡大。59700円台に入ったところで切り返したが、終値では6万円を下回った。値上がり銘柄が多い状態に変化はなく、TOPIXは後場も買いが続いて高値引けとなった。

 東証プライムの売買代金は概算で9兆4800億円。業種別ではその他金融、建設、鉱業などが大幅上昇。下落は情報・通信、電気機器、空運の3業種みであった。本決算と併せて1:5の株式分割を発表した豊田合成が後場急騰。半面、今期の大幅減益見通しが嫌気されたピー・シー・エーが急落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1288/値下がり249と、多くの銘柄に買いが入った。日銀の利上げ時期は近いとの見方が強まり、三菱UFJ、三井住友、みずほFGのメガバンク3行が大幅上昇。地銀株も軒並み強く、前期の業績および期末配当の見通しを引き上げた福井銀行が2桁の上昇率となった。大成建設など大手ゼネコンや関電工など電気設備工事系が総じて強く、本決算を含めて好材料が多かったきんでんはストップ高比例配分。傘下のオリックス銀行を大和証券Gに譲渡すると発表したオリックスが急騰した。

 一方、譲渡先の大和証券Gは大幅安。傘下アームが米国で急落したことを嫌気して、ソフトバンクGが10%近い下げとなった。今期の見通しが市場の期待に届かなかったアドバンテストが5%を超える下落となり、東京エレクトロンやレーザーテックなど他の半導体株にも売りが波及。日立や日東電工などハイテク系の銘柄が決算を受けて大きく売られた。

 プライムでは値上がり銘柄が1000を超えたが、日経平均は大幅安。ここ数日は日経平均が上昇しても下落銘柄が多いという日が多かったが、それを修正するような動きが出てきた。なお、プライムの値上がり銘柄は前引けでは1196銘柄であったのに対して、大引けでは1288銘柄と若干ではあるが増加している。日経平均の1日の動きを総括すると日銀会合の結果を確認して下げ幅を広げたということにはなるが、個別で後場に売られたのは限られた銘柄であった。

 きのうまでの大型グロース株優位の流れに変化が出てくるのか否か、この先の物色動向を注意深く見ておく必要がある。大型グロースが買いづらくなったとしても、バリュー株など他の多くの銘柄の動きが良くなるのであれば、日本株全体では買い安心感が高まってくる。大型グロースもきょうで終わったと判断するのは早計で、休場前の一時的な利益確定にすぎない可能性もある。差し当たっては、これまで出遅れ感が強かったものの、きょうは高値引けとなったTOPIXの挽回に期待したい局面。メガバンクや自動車株など、時価総額の大きい銘柄の動きが良くなってくるかどうかに注目しておきたい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ