伸び悩むも3桁の上昇、58000円をあっさり上回り全体の底上げが進む
15日の日経平均は続伸。終値は256円高の58134円。東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1020/値下がり518。ナスダックの10連騰を追い風に、ソフトバンクGやアドバンテストが大幅上昇。決算が好感されたベイカレントやマネーフォワードがストップ高まで買われたが、これらは2月にAIの進化が懸念材料となって売り込まれていただけに、同様に嫌われていた銘柄に買いが波及。NECや富士通などソフトウェア関連や、フリーやラクスなどSaaS関連が急伸した。経営統合を発表したアークランズとジョイフル本田がそろって大きく上昇した。
一方、キオクシアが7.4%安、古河電工、住友電工、フジクラの電線大手3社が4~5%台の下落と、直近の躍進銘柄が大幅安。ASMLの決算が伝わった後にレーザーテックがマイナス圏に沈んで下げ幅を広げた。中東の戦闘終結が強く意識されたか、三菱重工、川崎重工、IHIの防衛大手3社がそろって大幅安。ピックルスHD、乃村工芸社、マクセルなどが業績関連のリリースを材料に急落した。
日経平均は続伸。場中に失速しており引け味は良くなかったが、寄り付きから58000円を上回り、終日これより上で推移した。史上最高値には届かなかったものの、1374円高となったきのう14日よりもプライムの値上がり銘柄は多く、日本株全体では着実に水準を切り上げている。ナスダックの10連騰に対する大型ハイテク株の反応がそれほど強くなかったことから、短期的には利益確定売りが出やすくなるかもしれない。ただ、下げれば上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入るだろう。売りに押された場合には、5日線(57066円、15日時点)が下値のメドとして意識されるかに注目しておきたい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
