16日の日経平均は3日続落。終値は68円安の53751円。米国株安を受けて3桁下落スタート。場中は方向感が定まらず、不安定な動きが続いた。序盤ではプラス圏に浮上して、一時上げ幅を3桁に拡大。54000円に接近したところで売り直されると一転下を試す流れとなり、前引け間際には下げ幅を700円超に広げた。後場は前引けから200円超水準を切り上げて始まり、下押し圧力が和らいだ。終盤にかけては下げ幅を2桁に縮めており、後場の高値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で6兆5000億円。業種別では水産・農林、食料品、情報・通信などが上昇した一方、非鉄金属、石油・石炭、ゴム製品などが下落した。上期が大幅な増益となったシルバーライフが急騰。半面、1Qの営業赤字額が前年同期比で拡大したモルフォが急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり616/値下がり901。東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENなど半導体株が全般堅調。米サンディスク株の大幅高を追い風に、キオクシアが7%を超える上昇となった。リリースを材料にパワーエックスが急騰。原油高に対する警戒がくすぶり続ける中、レノバ、イーレックス、グリムスなど、再生可能エネルギー関連に強い動きが見られた。
一方、フジクラや古河電工など電線株が大幅安。横浜ゴムや住友ゴムなどタイヤ株が売りに押された。1Qが大幅な最終減益となった神戸物産が4%を超える下落。今期の最終減益計画を提示したトリケミカル研究所が急落した。資本業務提携に関するリリースを出したSchooは、売りが殺到してストップ安となった。
日経平均は下落したが、後場には下げ幅を縮小。前引け間際につけた53113円が安値となり、75日線(53059円、16日時点)や節目の53000円は割り込まなかった。3月はここまで、2日が793円安、9日が2892円安と月曜に大きく崩れていた。きょうはヒヤッとする場面はあったものの、終値では2桁の下落にとどまった。プラスで終えられなかったのは物足りないが、テクニカルの節目が意識されたことや、大幅安で終えなかったことは安心材料。弱材料にも少しずつ耐性がつきつつあるだけに、そろそろ反転攻勢の展開に期待したいところだ。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
