12日の日経平均は3日ぶり大幅反落。終値は572円安の54452円。米国株は3指数がまちまちとなったが、原油高や米長期金利上昇を嫌気して、寄り付きから600円を超える下落。幅広い銘柄が売りに押され、寄った後もさえない動きが続いた。
序盤で900円超下げた後にいったん値を戻したが、10時台後半辺りからは改めての売りに押された。前場では54100円台までで踏みとどまったが、後場はスタートから54000円を割り込み、一時下げ幅を1200円超に広げた。ただ、4桁安で推移した時間は短く、売り一巡後はじわじわと下げ幅を縮小。500円を超える下落とはなったものの、大引けが後場の高値となった。
東証プライムの売買代金は概算で7兆4000億円。業種別ではプラスは鉱業、その他製品、電気・ガスの3業種のみで、不動産、その他金融、水産・農林などが大幅に下落した。増配や中期経営計画の定量目標引き上げを発表したデリカフーズホールディングスが急騰。半面、証券会社が投資判断を引き下げたペプチドリームが大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり105/値下がり1473。原油高を受けて、INPEXや石油資源開発が大幅上昇。新作ゲームの販売好調に関するリリースが好感された任天堂が逆行高となった。その任天堂株の売却益を計上することに伴い、上方修正や株主還元強化を発表した京都FGが急伸。オアシスマネジメントの大量保有が判明したニデックが買いを集めた。
一方、米長期金利の上昇を受けても、三井住友やみずほFGなどメガバンクが大きめの下落。三井不動産や三菱地所など不動産株が軒並み大きく下落した。決算が失望材料となった三井ハイテックやANYCOLORが急落。直近で急騰していたジャパンディスプレイが、25.5%安と派手に下落した。
日経平均は大幅安。原油高が意識されてしまうと多くの銘柄が売られるケースが増えているだけに、手がけづらさが日増しに強まっている。あすはメジャーSQ日で、序盤は振れ幅が大きくなる可能性がある。ただ、中東関連に関する不安がぬぐい切れない中で週末を迎えるだけに、腰の入った買いは期待しづらい。きょうは終盤の戻りで5日線(54415円、12日時点、12日終値は54452円)を上回って終えているだけに、あすも同水準を意識した動きが見られるかが注目される。きょうの大幅安で週間上昇のハードルはかなり高くなったが、週初9日の寄り付き(54608円)には近いだけに、週足で陽線を形成できるかにも注目したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
