25日の日経平均は大幅続伸。終値は1262円高の58583円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり876/値下がり660。アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコなど半導体株が軒並み大幅高。フリー、Sansan、マネーフォワードなどSaaS関連に見直し買いが入った。JX金属、日東紡、キーエンス、三井金属などが商いを伴って急伸。複数のニュースから日銀が利上げをしづらくなるとの見方が強まる中、三菱地所や住友不動産など不動産株に資金が向かった。
一方、追加利上げに対する期待が大きく後退したことから、三菱UFJやみずほFGなど銀行株が軒並み安。ユーロ円建てCBの発行が嫌気された日本製鉄が5%を超える下落となり、JFEHDや神戸鋼など同業にも警戒売りが波及した。売り出しを発表したイビデンが大幅安。原油価格の下落を受けて、INPEX、ENEOS、出光興産などが軟調に推移した。
日経平均は節目の58000円を難なく超えて史上最高値を更新した。1262円高と上に値幅は出たが全面高ではなく、まだ余力を残している。本日の米国市場の引け後には、エヌビディアとセールスフォース・ドットコムが決算発表を予定している。あすの東京市場では時間外の株価の反応を消化することになるが、エヌビディアの決算は半導体株、セールスフォースの決算はNECや富士通などの株価を刺激する可能性がある。
きのうきょうと強く買われた半導体株に関しては、エヌビディアの時間外の反応が良かったとしても、利益確定売りが出てくるかもしれない。ただ、日経平均がここまで大きく上昇してくれば、仮にあす下げたとしても健全な調整と受け止められるだろう。エヌビディアやセールスフォースの時間外の反応が悪かった場合でも、グロース株を避けてバリュー株を物色する動きが出てくると思われる。もし、半導体株やソフトウェア関連が強く買われてきょうレベルの上昇が見られるようなら、6万円の節目が見えてくる。追い風の環境だけに、さらに上を試す動きが見られるかに注目したい。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
