28日の日経平均は続伸。終値は25円高の53358円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり185/値下がり1383と、値下がり銘柄が圧倒的に多かった。レーザーテック以外にも、SCREENや東京エレクトロンなど半導体株の多くが大幅上昇。米コーニングの株価急騰を手がかりに、フジクラや古河電工など電線株が人気化した。報道を材料にソフトバンクGが3.7%高。決算が好感されたカプコンが急伸した。
一方、減益決算や売り出し発表が嫌気された信越化学が11.2%安。シリコンウエハの分野で同業となるSUMCOが連れ安した。売買代金上位では、三菱重工、ソニーG、ファナックなどが軟調。東電HDが8.6%安と厳しい下げとなって5日続落した。協和キリン、アステラス、住友ファーマなど薬品株が大きめの下落。下方修正を発表した伊藤園が急落した。
日経平均は続伸。プライムでは1000を超える銘柄が下落しており、半導体株、電線株、ソフトバンクGなど、AI関連の貢献度が非常に大きい1日となった。ASMLの決算は本日の欧米市場に好影響を及ぼしそうで、引け後に決算を発表したアドバンテストは通期の見通しを上方修正している。AI関連の業績期待が高まる中、それら以外にも資金が回っていくかどうかが今後の焦点となる。
本日の米国ではFOMCの結果が発表される。据え置きが濃厚で波乱はなさそうだが、パウエルFRB議長の会見が米長期金利やドル円を刺激する可能性はある。引け後にはマイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、テスラなどが決算発表を予定しており、これらの時間外の値動きにも注意を払っておきたい。日経平均はきのうきょうと連日で5日線(53422円、28日時点)に上値を抑えられた格好となっているだけに、同水準を明確に上回ることができるかに注目したい。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
