16日の香港市場は反発か。中国の金融緩和への期待が相場を支えそうだ。中国人民銀行(中央銀行)は15日、中小企業や農村、科学技術イノベーション、グリーン転換などの重点分野に向けた銀行融資を促すため、再貸出・再割引などの構造的金融政策ツールの金利引き下げを発表した。さらに、テクノロジー・イノベーションと技術改造向け再貸出枠を4000億元増額する。また、人民銀が同日発表した2025年12月の金融統計は、総じて市場予想から上振れした。14日発表の同月の貿易統計に続いて強い結果だったことで、買い安心感につながると予想する。
もっとも、ハンセン指数が心理的節目の27000ポイントを上抜けると伸び悩む展開があり得る。中国の2025年10-12月期国内総生産(GDP)や12月の主要経済指標の発表を週明け19日に控え、次第に様子見ムードが広がる可能性がある。
15日のNY株式相場はダウ平均とナスダック総合がともに3日ぶりに反発した。好決算を発表したゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが大幅高となったほか、米半導体株の上昇が相場をけん引した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が香港終値を上回って引けた。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
