本日のNY為替市場のドル円は、12月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数を見極めつつ、ベネズエラに対する「Operation Absolute Resolve(絶対的決意作戦)」によるNY株、債券市場の動向を注視していくことになる。
12月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数は48.3と予想されており、11月の48.2からの若干の改善が見込まれている。また、雇用指数(11月:44.0)や価格指数(11月:58.5)にも注目しておきたい。
ベネズエラに対する「Operation Absolute Resolve」に関しては、国際法違反として多くの国から批判されており、国連安全保障理事会では緊急会合が開催されることで、ニューヨーク株式や債券市場の動向に警戒しておきたい。
また、今月は、次期FRB議長の人選や連邦最高裁によるトランプ関税への判断、そして米財務省の「外国為替報告書」などに関するヘッドラインにも注目しておきたい。
日本の財政悪化懸念などからドル高・円安に推移しているが、片山財務相は、「投機的な動きには日米共同声明に基づきアクション取る」「過度な為替変動には断固たる措置。介入はフリーハンド」と円安を牽制する発言を強めており、ドル売り・円買い介入の可能性にも警戒しておきたい。
まもなく公表されると思われる米財務省の「外国為替報告書」や「日米財務相共同声明」などでは、日銀に円安是正のための利上げを促してきていたが、利上げに踏み切ったことで、ドル売り・円買い介入も容認するのではないか、との市場筋の憶測がある。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、157.89円(2025/11/20高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、156.07円(日足一目均衡表・基準線)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
