本日の欧州タイムで予定されている経済指標は、トルコの12月消費者物価指数(CPI)、スイスの11月実質小売売上高や12月製造業購買担当者景気指数(PMI)、英国の11月マネーサプライと11月消費者信用残高と、為替相場の値動きにつながりそうな指標は乏しい。この中で反応が見られる可能性があるのはトルコのCPIと言えるが、トルコリラも最近はCPI結果への反応は鈍くなっている。トルコではディスインフレが続いているものの、そのスピードは鈍くなっている。
ユーロ圏では注目のイベントが乏しく、ユーロドルはテクニカルポイントに注目。昨年12月中旬からは1.18ドル台を回復したところで上値が抑えられた一方で、1.17ドル割れは回避し、1.17ドル台での小動きが続いたが、本日の東京タイムでは1.17ドルを割り込んだ。下方向への動きが強まる可能性があるが、90日移動平均線(本日1.1666ドル)や日足一目均衡表・雲の上限(1.1645ドル)のサポートに期待したい。上方向では日足一目均衡表・転換線(本日1.1761ドル)を回復できるかどうかが注目される。同水準を回復すると、再び1.18ドルの攻防に持ち込む可能性がある。
金融市場全般では、1月3日に米国がベネズエラに軍事攻撃を実施したことに注目しているが、今のところ反応は限られている。米ベネズエラ攻撃をめぐり、欧州では温度差が見られている。フランスのマクロン大統領は「ベネズエラ国民は独裁者から解放された」と前向きに評価し、ドイツのメルツ首相は軍事作戦が国際法に抵触するか否かについて「法的評価は複雑で、注意深く考慮せねばならない」として明言を避けた。また、トランプ米大統領に近いイタリアのメローニ首相は軍事作戦を「自衛行為」として支持した。
・想定レンジ上限
ユーロドルは日足一目・転換線1.1761ドル。
ユーロ円は昨年12月22日に記録した過去最高値184.92円。
・想定レンジ下限
ユーロドルは日足一目・雲の上限1.1645ドル。
ユーロ円は日足一目・基準線182.51円。
(金)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
