本日のNY為替市場では、年末相場で流動性の低下が気になるところではあるが、ドル円は米経済イベントを確認しつつ、米株や米長期金利、そして商品市場をながめる展開となるか。
経済イベントでは、米12月シカゴ購買部協会景気指数が発表予定。市場予想は39.8と前月36.3より改善見込みだが、23年11月を最後に好不況の分岐点とされる50を下回る推移は続く見通し。また、NY午後には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12/9-10開催分)が公表予定。0.25%利下げは市場予想通りであったが、9人が賛成、3人が反対(2人は金利据え置き、1人は0.50%利下げを主張)と、意見が割れる結果であった。ややタカ派的な利下げとなった背景は確認しておきたい。なお、NY時間には主だった要人発言は予定されていない。
冒頭でも少し触れたが、市場参加者の減少が予想される中、一度動き出すと振幅を伴って神経質な動きとなる恐れがある点は注意したい。昨日はNY金が前日比200ドル超安の大幅反落となったほか、CMEが証拠金の引き上げに動いた銀先物は先週末比で下げ幅が9%超となる場面が見られた。また、これを嫌気して米株は軟調に推移した。本日も引き続き、商品や株式、米長期金利の動きに注意しておきたい。
そのほか、明日はドイツやスイス市場が休場となるほか、豪・NZのオセアニア両国や英・仏の欧州市場は短縮取引になる。休場や短縮取引を前に月末・期末・年末とみなす取引が増える可能性があり、ロンドンフィキシング(日本時間25時)前後でのフロー主導の動きには念のため気を付けたい。
想定レンジ上限
・ドル円は、29日高値156.58円
想定レンジ下限
・ドル円は、18日安値155.29円
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
