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【見通し】株式明日の戦略-続伸で週間では4桁の上昇、2025年最終週は底堅い展開か

26日の日経平均は大幅続伸。終値は342円高の50750円。海外の多くが休場で材料難ではあったが、寄り前に発表された東京都区部の12月消費者物価指数が市場予想を下回ったことを受けて、為替市場では急速に円安が進行。これを好感して3桁上昇スタートとなった。その後も寄り付きを安値に上げ幅を広げる展開。半導体株やソフトバンクグループなど大型株が上昇を先導した。500円超上昇して50900円台に乗せたところで買いは一巡。後場のスタート直後に高値をつけた後は緩やかに上げ幅を縮めた。それでも前場の貯金が大きく、300円を超える上昇で取引を終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で3兆7200億円。業種別ではその他製品、情報・通信、海運などが上昇した一方、非鉄金属、ガラス・土石、建設などが下落した。通期の利益見通しを引き上げたマイネットが後場急伸。半面、上期の着地が計画を下振れたフィードフォースグループが急落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり861/値下がり672。キオクシア、アドバンテスト、ディスコなど半導体株の多くが大幅上昇。1:4の分割実施を前にソフトバンクグループが買いを集めた。主力どころでは任天堂やファーストリテイリングなどの動きも良かった。オアシスマネジメントの大株主浮上が判明したカカクコムが急伸。直近上場のパワーエックスがストップ高まで買われており、全市場の売買代金トップ10入りした。決算や株主還元強化など好材料が多くあったクスリのアオキは、場中に値が付かずストップ高比例配分となった。

 一方、古河電工、住友電工、フジクラの電線大手3社がそろって大幅安。三菱重工や川崎重工など防衛株が売りに押された。東電HDや関西電力など電力株が軒並み安。決算が失望を誘った象印マホービンやナガイレーベンが大きく売られた。

 日経平均は大幅続伸。寄り付きの50527円がきょうの安値となり、5日線(50463円、26日時点)を割り込むことなく水準を切り上げた。きのう25日は、プライムで1000を超える銘柄が上昇しても、63円高と小幅な上昇にとどまった。本日はきのうよりも値上がり銘柄は少なかったが、300円を超える上昇。今の日経平均は良くも悪くも大型株の影響を受けやすくなっている。2025年も残りあと2営業日を残すのみ。東京エレクトロンやアドバンテストなど指数を刺激しやすい大型半導体株に買いが入るかどうかが、年末一段高のカギを握ることになるだろう。


【来週の見通し】
 しっかりか。2025年最終週で、立ち合いは2日。29日が実質1月入りで、30日が大納会となる。年末年始の市場の空白に対するリスクは意識されるが、日経平均はこの時点でも節目の5万円を大きく上回っている。AI関連など2025年の躍進銘柄は11月から12月にかけて調整を入れたものも多く、過度な警戒は高まらないだろう。ダウ平均が直近で最高値を更新するなど、米国株は強い基調が続いている。外部環境の後押しがあれば年末一段高も期待でき、底堅い地合いを予想する。


【今週を振り返る】
 堅調となった。米国株高や円安進行を追い風に、週明け22日の日経平均は900円近い上昇。今年のイベントを消化しきったことから、23日から25日までは薄商いの中で方向感に欠ける動きが続いた。しかし、26日は弱めの経済指標を受けて円安が進んだことに好反応を示して300円を超える上昇。月曜と金曜の大幅高が貢献して、週間では4桁の上昇となった。日経平均は週間では1243円の上昇となり、週足では陽線を形成した。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ