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【見通し】ロンドン為替見通し=クリスマスイブで参加者限定、流動性薄い中で神経質に上下か

本日のロンドン為替市場では、参加者が限定されて流動性が薄いことが見込まれ、神経質に上下しながら米国勢の参入を待つことになりそうだ。本日はドイツやスイス、北欧ノルウェーやスウェーデンがクリスマス・イブで休場。英仏の株式・債券市場もクリスマス前日で短縮取引となる。為替市場はオープンしているものの、明日のクリスマス祝日や26日のボクシングデーを前に取引を手控える参加者は多いだろう。

 アジア午前では、昨日ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシング前からニューヨーク終盤にかけて見られたドル売りの流れが継続。ユーロドルやポンドドルが昨日高値を上抜け、豪ドル/ドルも2024年10月以来の高値を更新した。ドルインデックスも直近の安値を下抜けて97.70台まで下落しており、ドル全般の地合いの弱さがうかがえる。

 本日のドル下落のきっかけの1つは、韓国ウォンが対ドルで急騰したこと。韓国政府が「為替市場は政府の強い決意を目の当たりにするだろう」と強い警告を発し、相場はウォン買いドル売りに走った。ただ、韓国も明日は休場ということが過剰な反応に繋がったのかもしれない。同じような流れが続くのか、欧州時間で見極めたい。

 ところで、なかなか進展が見られないウクライナとロシアの和平交渉について、仲介する米国のバンス副大統領は今週初め、平和的な解決に自信はないとの考えを示した。昨日は米政府高官が、交渉では4つの文書を協議していることを明らかにし、あとはロシア側の譲歩次第ということらしい。そういった中、ロシア軍によるウクライナ攻撃は続き、地政学リスクへの警戒感は高まったままだ。

想定レンジ上限
・ユーロドル、9月18日高値の1.1848ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、日足一目均衡表・転換線の1.1754ドル


(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ