24日の香港市場は続伸して始まるか。前日の米株式相場が大手ハイテク株を中心に上昇した流れを引き継ぎそうだ。もっとも、きょうはクリスマスイブで半日立ち会いとなり、休暇に入る投資家が多いなか、買い一巡後は伸び悩む展開が予想される。25日と26日の連休の前に、持ち高調整の売りが出る可能性もある。
前日発表された2025年7-9月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率4.3%増と、市場予想の3.2%増を大きく上回った。一方、その後発表された12月消費者信頼感指数が89.1と、予想の91.0を下回った。米長期金利の指標となる米10年債利回りは前日の4.171%から一時4.202%まで上昇したが、4.167%と小幅に低下して終了した。
23日のNY市場でダウ平均とナスダック総合はともに4営業日続伸した。来年末までの2回の利下げ期待が続いたほか、半導体のエヌビディアやブロードコムなどの人工知能(AI)関連株が上昇し、相場をけん引した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融株のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を上回った半面、製薬の石薬集団(01093)、新エネルギー車のAIAグループ(01299)が下回って引けた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
