本日のロンドンタイムでは重要指標が少なく、金融当局者の講演予定もロンドン16時のフィキシング前後と遅い。そのため週明けの欧州為替市場でユーロドルは、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた米金利動向を眺めながらの値動きか。指標は10月独鉱工業生産、当局者講演はチポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事やビルロワドガロー仏中銀総裁が予定されている。
明日から2日間開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利0.25%引き下げを市場はほぼ織り込んでいる。注目ポイントの1つは、四半期に一度の金利見通し(ドットチャート)で来年以降の利下げペースをFOMC委員がどのように見ているか。今のところ短期金融市場は、26年上半期にある4回の会合で、1度の利下げは確実とし、2度目も視野に入れつつある(つまり、現行水準からだと0.75%引き下げ)。
来週には、欧州中央銀行(ECB)理事会も開かれ、こちらは4会合連続の政策金利据え置きが大方の予想。ユーロ圏のインフレ率がECB目標値2%の辺りで推移し、落ち着きを見せているため、利下げ打ち止め感も高まっている。欧米金融政策の差を鑑みると、ユーロドルの下値は限定的と言えそうだ。
なお今週は11日にスイス国立銀行(中央銀行、SNB)が政策金利を発表する。市場予想は9月会合に続いて0.00%で据え置き。足もとのインフレ動向を見る限り、SNBは超金融緩和を暫く継続せざるを得ないだろう。11月スイス消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%減、前年比では横ばいだった。声明や中銀総裁の会見でマイナス金利突入に言及されるかが注目される。
想定レンジ上限
・ユーロドル、日足一目均衡表・雲の上限1.1712ドル
・ドルスイスフラン、11月24・25日高値0.8102フラン
想定レンジ下限
・ユーロドル、日足一目均衡表・基準線1.1576ドル
・ドルスイスフラン、3日安値0.7992フラン
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
