28日の香港市場はもみ合いか。前日の米国市場が感謝祭のためで休場。材料難のなか、見送り気分が広がりそうだ。中国本土では30日に11月の製造業購買担当景気指数(PMI)が発表される。前月実績は49.0、市場コンセンサス予想は49.4。中国の景気不安がくすぶるなか、PMIの結果を見極めたい投資家は積極的な売買を控える可能性がある。
きょうはハンセン指数構成銘柄の美団(03690)が2025年7-9月期決算を発表する。ファクトセットがまとめた直前の市場コンセンサス予想は売上高が974億8600万元、純損失が111億5300万元。
一方、中国政府の政策支援に対する根強い期待が下値を支えるだろう。中国の工業情報化部など6部局は26日、「消費財の供給と需要の適切な配置を増強し、消費を一段と促進するための実施方案」を公表した。「方案」には計19項目の重点任務が次の5分野にわたって盛り込まれた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
