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【見通し】ロンドン為替見通し=ユーロドル、方向感探る展開続く ウクライナ和平巡る動きも注目

本日のロンドン為替市場でユーロドルは方向感を探る展開が続きそうだ。経済指標は7-9月期独国内総生産(GDP)改定値と11月仏消費者信頼感指数などが発表予定。金融当局者の講演は、フランスとアイルランドの中銀総裁が予定されている。

 昨日のユーロドルは1.15ドル手前で下げ止まり、1.15ドル半ばまで切り返す場面があった。もっとも先週末高値には僅かに届かず、1.15ドル前半まで押し戻されている。7営業日ぶりの反発で終えたが、あくまでも調整の範囲を出ていない。このまま下げ渋るようだと、5日安値1.1469ドルと21日安値1.1491ドルを底としたダブルボトムの形成もあり得るが、今のところ「可能性がある」程度という状況だ。

 このところのユーロ相場を見る限り、欧州中央銀行(ECB)の金融政策はあまり材料視されていない。ただし念のため本日は、ビルロワドガロー仏中銀総裁とマクルーフ・アイルランド中銀総裁の発言内容は気にしておきたい。また改定値ではあるが、7-9月期独GDPは速報値で横ばいだった前期比は要確認か。もし下振れるようであれば、2四半期連続のマイナス成長となる。

 ほか地政学リスクを図るうえで、ウクライナ和平に向けた動きにも目を向けておくべきだろう。昨日はウクライナ政府高官が、米国提案の和平案の修正案を米ウクライナで作成したことを明らかにした。本日は、英仏が主導する「ウクライナを支援する有志国連合」がオンライン会合を開く予定。問題はロシア側の対応であり、妥協点が見いだせないようだと、更なる泥沼化の恐れが高まる。

 なお英国では明日、リーブス英財務相が注目の秋季予算案を発表する。財政改善に向けた本気度がどの程度なのか、内容次第で英債券相場の乱高下につながりそうだ。予算案を前にして、ポンド相場は持ち高調整が中心の動きか。

想定レンジ上限
・ユーロドル、日足一目均衡表・転換線1.1574ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、5日安値1.1469ドル


(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ