21日の日経平均は大幅反落。終値は1198円安の48625円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1317/値下がり273。自己株取得を発表したサンリオが5.3%高。前日決算を受けて大幅安となった東京海上に見直し買いが入った。三菱地所、東急不動産など不動産株や、大林組、大成建設など建設株が大幅上昇。月次データが好感されたGENDAが急伸した。
一方、ソフトバンクGが10.9%安。アドバンテスト以外にも東京エレクトロン、キオクシア、ディスコなど半導体株が軒並み大きな下げとなった。古河電工、住友電工、フジクラの電線大手3社がそろって急落。株式の売り出しを発表した豊田合成が8%を超える下落となった。
グロース市場に新規上場したノースサンドは、初値が公開価格を上回り、終値は初値を大きく上回った。
プライムでは1000を超える銘柄が上昇したが、AI関連がすこぶる弱く、日経平均は4桁の下落。きのう20日は1286円高になったが、この日に大きく上昇した半導体株は寄った後に伸び悩む銘柄が多かった。これらの動きからは、多くの投資家がAI関連に半身の姿勢となっていることがうかがえる。値幅が出るから短期トレードの対象にはなるが、押し目を積極的に買いたい投資家は現時点では多くないように見える。AI関連は日柄か値幅の調整が必要で、日柄の場合は今年の反転は厳しいかもしれない。値幅の場合はどこが落ち着きどころになるかが読みづらいが、期待値が低下してきた局面では主力級の動きが良くならないと他の銘柄には買いが入りづらい。本日急落したアドバンテストの来週以降の動向が大きく注目される。
【来週の見通し】
一進一退か。11月最終週となるが、日本は月曜24日が休場、米国は木曜27日が休場で、手がけづらさも意識される週となる。国内は金曜28日に経済指標の発表が多いが、それまでは材料が乏しい。足元でAI関連の値動きが不安定となっているだけに、米国株、特にナスダックの動向に一喜一憂が続くだろう。センチメントは悪化傾向にあり、弱材料には敏感になると思われる。一方、足元では調整も進んでいる。11月は21日までの時点で月間のパフォーマンスが良くない分、最終週には買い戻しが入る可能性もある。高くなれば戻り売り、安くなれば押し目買いが入りやすく、方向感が出づらい週になると予想する。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
