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【見通し】ロンドン為替見通し=ユーロドル、 材料難のなかテクニカルポイントを注視

本日ロンドン為替市場でユーロドルは、材料難の中で近場のテクニカルポイントをにらみながらの値動きか。日足一目均衡表・転換線が1.1653ドル、同・雲の下限は1.1656ドル、90日移動平均線が1.1678ドル、一目・基準線は1.1681ドルに位置している。

 欧州発の主な経済指標は、11月独消費者信頼感指数(Gfk調査)程度。こちらは市場予想が-22.0と前回から僅かながらマイナス幅を縮小が見込まれている。もっとも、約4年続くマイナス圏から脱出できる雰囲気はまだなく、ドイツ消費者マインドの本格的な好転はまだ先だろう。なお、昨日発表された10月独Ifo企業景況感指数は88.4と予想をやや上回った。

 日本時間18時台には、パネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事の講演が予定されている。もっとも、ECB理事会を控えたquiet period(いわゆるブラックアウト期間)のため、金融政策に関する発言は期待できないだろう。

 その他、昨日大幅に続落した金先物の動向を本日も注視し、金融市場全般のリスクセンチメントを探る必要もありそうだ。週末に貿易問題で米中の歩み寄りが見られ、リスク志向ムードの強まりから安全資産とされる金への売り圧力が強まった。ただしNY金先物の中心限月の12月限は、節目4000ドルを割り込んだところで下げ渋ってはいる。

 円相場については、高市首相とトランプ米大統領による日米首脳会談後の反応が欧州時間にも持ち込まれるのではないか。日本から米国への巨額投資や、防衛費拡大に関連した米戦闘機の購入など、資金の流れとしてはドル買い円売りが目立つ。しかしながら、今すぐに実行されるわけでもなく、期待の行き過ぎによる反動には注意したい。


想定レンジ上限
・ユーロドル、17日高値1.1728ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、22日安値1.1577ドル


(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ