東京市場は一進一退か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500はほぼ横ばいで、ナスダックは下落した。ダウ平均は218ドル高の46924ドルで取引を終えた。GM、3M、コカ・コーラなどが決算を受けて強く買われており、ダウ平均は堅調に推移した。一方、半導体株を中心にハイテク株は売りに押されるものが多く、ナスダックはさえなかった。ドル円は足元151円90銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが215円高の49365円、ドル建てが300円高の49450円で取引を終えた。
米3指数の方向がそろっておらず、日本株は強弱感が交錯すると予想する。きのうの日経平均は、前場で5万円に接近しながらもこれを超えられず、後場は上げ幅を縮小した。「高市トレード」には一巡感も出てきている。政策に対する期待が高い状況は続くだけに下値は堅いとみるものの、ナスダックが下落しているだけにハイテク株には多くを期待しづらい。米国で引け後に決算を発表したネットフリックスは時間外で大きく下落している。買われる場面があっても上値追いには慎重となり、前日終値近辺で終了すると予想する。日経平均の予想レンジは49100-49700円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
