東京市場は堅調か。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇し、ナスダックが下落した。ダウ平均は238ドル高の46758ドルで取引を終えた。政府機関の閉鎖に伴い9月雇用統計の発表は延期されたが、利下げ継続への期待が根強い中で概ね堅調に推移。連日で史上最高値を更新した。半導体株の一角が利益確定売りに押されており、ナスダックは上昇して始まったもののマイナス圏に沈んだ。ドル円は足元149円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが85円高の46025円、ドル建てが160円高の46100円で取引を終えた。
4日に投開票が行われた自民党総裁選では、決選投票で高市早苗氏が小泉進次郎氏を破って勝利した。昨年の総裁選において、高市氏が第1回投票で最多得票を獲得した際に日経平均が急騰したことは記憶に新しい。マーケットフレンドリーとみられる総裁の誕生を株式市場は好感するだろう。首班指名は15日と伝わっている。日本初の女性首相誕生が濃厚となる中でご祝儀的な買いも入りやすく、場中はリスク選好ムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは46000-46800円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
