東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は24ドル安の45271ドルで取引を終えた。7月JOLTS求人件数が弱い結果となったことで景気敏感株が売られており、ダウ平均はマイナス圏で推移した。一方、個別に材料があったアルファベットが急伸し、アップルなどにも買いが入ったことから、ナスダックは1%を超える上昇となった。ドル円は足元148円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが100円高の42110円、ドル建てが110円高の42120円で取引を終えた。
欧州・米国ともに長期金利が低下しており、グローバルで財政不安に対する過度な警戒は後退している。米国株は3指数の方向性がそろわなかったが、ナスダックに強い動きが見られたことは安心材料。米金利低下やナスダック高を受けて、足元弱いソフトバンクグループに対する売り圧力は和らぐと思われる。日経平均はきのう大きく下げており、きょうは見直し買いが入ると予想する。25日線(42166円、3日時点)近辺では強弱感が交錯する可能性が高いだけに、場中はこの近辺で一進一退が続くだろう。日経平均の予想レンジは41850-42250円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
