東京タイムで米格付け会社S&Pが米ソブリン格付を据え置いたことが伝わると、ドル円は一時148円台に乗せたがすぐに失速し、147円半ば-148.00円のレンジ内で振幅。
NYタイムでは7月米建設許可件数や7月米住宅着工件数など住宅データの発表が予定されているが、予想と大きくかい離しない限り、ドルの反応は限定的にとどまるだろう。また、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演が予定されており、その発言内容には注目したい。同氏は現在早期利下げを支持しており、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では金利の据え置きに反対票を投じた。同氏は次期FRB議長の候補の一人として報じられている。
「米・露・ウクライナ首脳の3者会談を開催」との一部報道が伝わっており、露・ウクライナ間の和平交渉が進むとの期待感でクロス円が底堅い動きとなっており、ドル円の支えになりそうだが、一方向に大きく傾けそうな手掛かりが乏しく、市場の目線が週末の米ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長による講演に向けられていることでNY市場ではドル円はこう着感が強い相場が続きそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円、本日これまでの高値148.11円や日足一目均衡表・基準線148.39円が上値めど。
・想定レンジ下限
ドル円、日足一目均衡表・転換線147.37円や18日安値147.05円が下値めど。
(金)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
