東京市場は一進一退か。米国株は上昇。ダウ平均は81ドル高の44193ドルで取引を終えた。米国内での投資拡大を表明したアップルが大幅高となっており、アマゾンやテスラなど大型グロース株に買いが入った。ドル円は足元147円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが45円高の40855円、ドル建てが80円高の40890円で取引を終えた。
米国株の上昇は相場を下支えすると思われる。ただ、朝方にはトランプ大統領が米国に輸入する半導体に対して約100%の関税を課すと表明したことが伝わっている。本日は日本時間の午後1時1分に相互関税の新税率が発動されることもあり、関税リスクは上値を抑えることになりそう。決算発表は引き続き多く、好内容が確認できた銘柄や関税影響が軽微な銘柄には買いも入るだろう。ただ、半導体株が指数を押し下げる展開も想定されるだけに、場中は強弱感が交錯して不安定な動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは40550-41000円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
