東京市場は一進一退か。米国株は下落。ダウ平均は204ドル安の44632ドルで取引を終えた。FOMCの結果発表を翌日に控えて様子見姿勢が強まる中で、決算を発表したユナイテッドヘルスやボーイングが大きく下落しており、直近の上昇に対する利益確定売りが優勢となった。ドル円は足元148円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが170円安の40640円、ドル建てが120円安の40690円で取引を終えた。
あす31日にFOMCと日銀会合の結果を消化するため、基本的には日本株も様子見姿勢の強い1日になるとみる。米国株の下落は上値を抑える要素となるが、3指数とも高値圏で推移しているだけに、さほど警戒ムードは高まらないだろう。きのうの引け後にアドバンテストが通期の見通しを引き上げており、この銘柄が強く買われるようなら、プラス圏で推移する展開も期待できる。アドバンテストの反応が案外であったとしても、FOMCや日銀会合が株買いを促す可能性もあるだけに、深押しするようなら下値は拾われるとみる。場中は強弱感が交錯して、方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは40400-40900円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
