東京市場は堅調か。先週末の米国株は上昇。ダウ平均は208ドル高の44901ドルで取引を終えた。関税交渉進展に対する期待が高まる中、企業決算も概ね良好で、楽観ムードの強い地合いが続いた。ドル円は足元147円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが10円高の41370円、ドル建てが70円高の41430円で取引を終えた。
27日に米国とEUが15%の関税率で合意したことが伝わっており、米国が事前に通告していた30%の関税は回避されることとなった。日本株は米国株の上昇や米EU間の交渉合意を好感した買いが入ると予想する。日米の中銀イベントを先に控えているだけに高くなれば利益確定売りは出やすいが、萎めば上昇に乗り遅れた投資家からの買いが入りやすい。場中は米国同様に楽観的な見方が支配的となることで、しっかりとした動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは41350-41900円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
