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【見通し】株式明日の戦略-終日軟調も39500円は割り込まず、仕切り直しの買いは入るか

10日の日経平均は3日ぶり反落。終値は174円安の39646円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり522/値下がり1040。上方修正を発表したディスコが全市場の売買代金トップとなって4.2%高。米エヌビディア株の時価総額4兆ドル超えが話題となる中、アドバンテストやソシオネクストが買いを集めた。1Qが大幅増益となったMrMaxが急伸。グロース市場ではQPS研究所やサンバイオが人気化し、データセクションやレナサイエンスがストップ高まで買い進まれた。

 一方、決算発表の延期を発表したイオンとイオンFSが大幅安。半導体株は濃淡がついており、東京エレクトロンやSCREENが売りに押された。業種では東電HDや北海道電力など電力株の弱さが目立った。SHIFTは上方修正が好感されず7.1%安。3Q決算と併せて社長による株式売却を発表したプログリットが15.4%安と急落した。

 日経平均は終日軟調。海外動向からは売り材料は乏しいように思われたが、多くの銘柄が下落した。グロース250指数が強かったことを踏まえると、ETFの分配金ねん出目的の売り需要発生日ということが強く意識されたのかもしれない。

 きょうはさえなかったが、日経平均は39500円~4万円レベルでの一進一退が続いており、レンジを逸脱するような動きにはならなかった。分配金ねん出の売りを警戒するなら終盤に下を試しにいっても不思議はなかったが、引けにかけては下げ幅を縮めている。このレンジが意識されるのであれば、あすは下値が限られ、買いが入りやすくなると見込まれる。米国株の基調が強い上に、ドル円も円高に対する警戒は大きく後退しているだけに、仕切り直しの動きが見られるかに注目したい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ