
米国株は上昇したが、カナダが交渉で譲歩したことが買い材料となった。足元ではトランプ大統領が日本の自動車やコメの貿易について不満を示しており、日本にはプレッシャーがかかる。ドル円が円高に傾斜していること、きのうの日経平均が大幅高ではあったものの後場に急失速したことなどを踏まえると、米国株高に対するポジティブな反応は限られると予想する。下に値幅が出れば押し目は拾われるとみるが、場中はドル円をにらみながら方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは40100-40550円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ