
一方、イラン議会がホルムズ海峡の封鎖を承認すると伝わっており、原油価格の高騰の思惑買いが関連銘柄の株価を押し上げ、相場の下値を支える展開があり得る。また、金鉱を保有する資源企業が買いを集めそうだ。
20日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が3日ぶりに反発した半面、S&P500とナスダック総合は下落した。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が、早ければ7月にも利下げを行う可能性があると発言したことが好感されたが、中東の地政学リスクや、半導体輸出規制緩和の撤回報道を受けたエヌビディアなどの下落が重しとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)や英金融大手のHSBC(00005)、ネット株のアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、テンセント(00700)、美団(03690)が香港終値を下回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ