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【見通し】株式明日の戦略-来週は中東関連のニュースに一喜一憂か

20日の日経平均は続落。終値は85円安の38403円。

 日経平均は続落。小幅な下げではあったものの、きのうきょうと引け間際の動きが弱かったのは気になる動きだ。今週は週を通して半導体株が注目を集めており、きょうも2桁の下げでとどまったのは半導体株の貢献が大きい。アドバンテストは1銘柄で日経平均を約106円押し上げた。そのアドバンテストは週間で15.6%高となったが、この動きに刺激されて他の半導体株の動きも良くなっている。レーザーテックは今週、1月につけた水準を上回り、年初来高値を更新した。足元ではやや上値が重い東京エレクトロンの動向が注目される。この銘柄の動きも良くなってくるようであれば、日経平均の39000円超えは時間の問題だろう。

【来週の見通し】
 不安定な展開か。トランプ大統領がイランへ軍事行動を行うかどうかを2週間以内に判断すると19日に表明しており、中東情勢に関するニュースに神経質となる展開が想定される。米国が直接軍事行動に参加するとなれば、グローバルマーケットのリスクは一段上がる。軍事行動に踏み込まなければ市場は好感するだろうが、来週の時点では具体的な決定が出てこないかもしれない。中東関連以外では、パウエルFRB議長の議会証言や米マイクロンの決算などが注目される。中東情勢がエスカレートしなければ買われる場面もあるとみるが、エスカレートした場合には一気にリスクオフムードが強まる可能性もあるだけに、荒い動きが続くと予想する。

【今週を振り返る】
 堅調となった。日経平均は16日から18日まで3日連続で3桁の上昇。半導体株の動きが良くなったことで、リスク選好ムードが強まった。18日には節目の38500円を大きく上回り、38800円台まで水準を切り上げた。日銀金融政策決定会合とFOMCはともに政策金利は据え置きとなり、特段のサプライズもなかったことから波乱なく消化。週後半は中東の地政学リスクに対する警戒から軟調に推移したものの、週間では大きく上昇した。日経平均は週間では約568円の上昇となり、週足では陽線を形成した。

【来週の予定】
 国内では、5月首都圏新築マンション発売(6/23)、5月全国百貨店売上高、20年国債入札(6/24)、5月企業向けサービス価格指数、日銀金融政策決定会合の主な意見(6/16~17開催分)(6/25)、配当・優待権利付き最終売買日、2年国債入札(6/26)、5月失業率、5月有効求人倍率、6月東京都区部消費者物価指数(CPI)、5月商業動態統計(6/27)などがある。

 企業決算では、壱番屋(6/23)、瑞光、ファーマライズ、セキチュー(6/25)、平和堂、ハローズ、FフォースG、YE DIGIT、NaITO、オプトエレ(6/26)、DCM、ナガイレーベ、オークワ、パレモ・HD(6/27)などが発表を予定している。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ