日経平均株価は3日続伸。買い先行から上値を伸ばし、一時は5/13の取引時間中につけた高値(38494円)を上回る場面もあった。一方、後場は急速に上げ幅を縮小し、陰線で取引を終えた。
RSI(9日)は前日の56.6%→58.5%(6/10)に上昇。引き続き見方は変わらず、4/7安値(30792円)を起点とした短期波動は上昇継続の判断となる。目先波動はもみ合いの範ちゅうだが、5/13高値と5/29高値(38454円)をつないで延長した上値抵抗線を明確に超えられるかが焦点となる。
一方、75日移動平均線(36665円 6/10)や100日移動平均線(37272円 同)などが依然として下落基調にあることが株価の上値を限定的にし、もみ合いを長引かせる要因になる。
今週は週足の一目均衡表で転換線が大きく上昇するタイミングとなるため、週後半にも変動が大きくなる場面が想定される。
上値メドは、心理的節目の39000円、心理的節目の39500円、2/13高値(39581円)、心理的節目の4万円、12/27高値(40398円)などがある。下値メドは、10日移動平均線(37838円 同)、25日移動平均線(37631円 同)、100日移動平均線、心理的節目の37000円、75日移動平均線、心理的節目の36500円などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
