
今晩の取引では貿易問題での米中の緊張緩和や、ハイテク株のモメンタムが復活したことが支援となることが期待される一方、ナスダック総合が6日続伸したことや、足もとで米10年債利回りが上昇していることなどで上値の重い展開か。経済指標では寄り前に新規失業保険申請件数や4月生産者物価指数(PPI)が発表予定で、足もとの労働市場や物価動向、それを受けた米10年債利回りの動向が焦点となりそうだ。消費動向を巡っては、寄り前に発表されるウォルマートの決算やガイダンスにも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、4月生産者物価指数(PPI)のほか、5月NY連銀製造業業況指数、5月フィラデルフィア連銀業況指数、4月鉱工業生産、5月NAHB住宅市場指数など。企業決算は寄り前にディア、ウォルマート、引け後にアプライド・マテリアルズ、テイクツー・インタラクティブが発表予定。(執筆:5月15日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ