
米国の引け後には、トランプ大統領が記者団の質問に答える形で、パウエルFRB議長を解任するつもりはないとの見解を示した。これを受けて為替市場ではドルが買われており、ドル円は足元142円90銭近辺で推移している。また、決算を発表したテスラは、売上高が市場予想を下回ったものの、時間外では大きく上昇している。
好材料が出てきて米国株が大きく上昇し、円高にも一服感が出てきたことから、日本株は大きく水準を切り上げると予想する。円高局面で嫌われていた外需株が上昇を先導するだろう。トランプ大統領がFRB議長の解任に否定的な見方を示したことは、グローバル株式市場にとってポジティブな話。本日の米国株も上昇が期待できる中、場中は上を試しやすい地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは34700円-35400円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ