
米国で「トランプ関税」に対する警戒が和らぎ、株式市場が落ち着きを取り戻しつつあることから、日本株も米国株の上昇を素直に好感すると予想する。米10年債利回りの低下はハイテク株に追い風となる。米国では不動産株の動きが良く、日本の不動産株にも好影響が見込まれる。きのうの日経平均は終値では34000円を下回ったが、CME225からはスタートから34000円を大きく上回る展開が想定されるだけに、同水準は抵抗にはならなそう。直近で売り込まれた銘柄を中心に、押し目を拾う動きが活発になるだろう。日経平均の予想レンジは33900円-34600円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ