
RSI(9日)は前日の10.8%→4.8%(4/7)に低下。ボリンジャーバンド(20日線)では終値でマイナス3σ(31525円)を下回った。
目先的には自律反発が予想されるが、5日移動平均線(34200円 4/7)が早々に上値抵抗になるといったイメージは続く。短期波動は下落継続との判断となり、押し目処を探る展開が続く公算が大きい。
長期波動では、2020年3月安値(16358円)を起点に昨年8月急落時につけた安値を通る上昇トレンドラインを下回り、月足では60カ月移動平均線(30614円 同)付近まで下落した。60カ月移動平均線を下回ると、アベノミクス相場が始まる直前の2012年秋ごろの安値を起点に、その後の複数の安値を通る右肩上がりの上昇トレンドラインとなる。4月中にその上昇トレンドラインまで下げる場合は29000円台に入ってくる。
上値メドは、心理的節目の32000円や33000円、5日移動平均線、心理的節目の35000円、4/2安値(35426円)、10日移動平均線(35734円 同)などがある。下値メドは、心理的節目の30000円や29500円、2022年8/16高値(28928円)、2023年3/9高値(28734円)、心理的節目の28500円や28000円などがある。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ