
今晩の取引では先行きの金融政策の見通しを巡り、取引時間午後に結果が公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる。CMEのフェドウォッチ・ツールでは99%の確率で今会合での政策金利の据え置きが予想されているものの、6月FOMCでは54%の確率で0.25%の利下げが予想され、12月時点では0.50%(2回)の確率が77%、0.75%(3回)の確率が44%と、年内2~3回の利下げが予想されている。公表される経済見通しやFOMCメンバーのFF金利見通し(ドットプロット)、会合後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見から今後の利下げのヒントを探ることになるが、利下げに慎重なタカ派的内容となれば、利下げ期待の後退が相場の重しとなることが警戒される。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、パウエルFRB議長会見のほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にルルレモン・アスレティカ、ゼネラル・ミルズなどが発表予定。(執筆:3月19日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ