
一方、香港市場は前日まで5営業日続落した後とあって、買い戻しの動きが下値を支えるだろう。13日のNY市場で、香港市場で売られていた中国大型ネット株のアリババ集団(09988)、美団(03690)、テンセント(00700)の米国預託証券(ADS)がそろって香港終値を上回って引けた。きょうの香港市場でこの流れを引き継いだ場合、大型ネット株の上昇が指数を押し上げる要因になりうる。また、決算発表や業績見通しを受けた個別物色が引き続き活発となりそうだ。きょうは理想汽車(02015)やシノペック煉化工程(02386)などが決算を発表する。
13日のNY市場でダウ平均は537米ドル安と4日続落した。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反落。多くの機関投資家が運用指標にするS&P500種株価指数も反落し、2月19日に付けた終値の過去最高値から10.13%安となり「調整相場」入りとなった。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ