小陰線引け。週足一目均衡表で三役陰転が点灯する中、前週は91.86円まで下落して昨年8月以来の安値を付ける場面が見られた。
ただ、気になるのは足型。上下の影が長く実体が短いという十字線に近く、一般的には天底の兆しとされる。もし週足一目・転換線を上抜くようだと上値余地を拡大して、まずは基準線を目指しての一段高もあり得る。ただし、前週安値を割り込む場合は下げ加速も想定できる。その場合、目先は昨年8月安値90.15円や90円の大台割れを試すことになるか。攻防の分岐点に位置している点を踏まえた上での売買が求められそうだ。
レジスタンス3 97.13（週足一目均衡表・基準線）
レジスタンス2 95.31（週足一目均衡表・転換線）
レジスタンス1 94.72（3/7週高値）
前週終値 93.35
サポート1 91.86（3/7週安値＝年初来安値）
サポート2 90.15（2024/8/9週安値＝2024年安値）
サポート3 89.17（2023/5/5週安値）
(川畑)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
