
今週は貿易問題と経済指標に引き続き注目する展開となりそうだ。トランプ関税を巡っては、相手国も復関税の発動を決定しており、貿易摩擦激化が懸念される。経済指標では雇用を巡り火曜日に発表される1月JOLTS求人件数が注目されるほか、水曜日に2月消費者物価指数(CPI)、木曜日に2月生産者物価指数(PPI)、金曜日に3月ミシガン大1年先・5年先期待インフレ率速報値が発表される。来週18-19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが確実視されているが、CMEのフェドウォッチ・ツールでは6月FOMCで82%の確率で利下げが見込まれており、先行きの利下げ見通しを巡り指標結果に要注目となる。決算発表はオラクル、アドビ、 ダラー・ゼネラル、アルタ・ビューティーなどが発表予定。
今晩の米経済指標・イベントは2月雇用傾向指数など。決算発表は引け後にオラクルなど。(執筆:3月10日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ