
きょうから週末にかけて中国と米国の主要経済指標が発表される。結果を見極めたい投資家は、積極的な売買を手控えるだろう。きょうは中国の2月貿易統計や、米連邦準備理事会(FRB)が重視する2月の米雇用統計が発表される。9日には、中国の国家統計局が2月の物価統計を発表する。
6日のNY株式相場はダウ平均が反落した。ハイテク株主体のナスダック総合も反落し、昨年12月に付けた最高値からの下落率が10%を超え、「調整相場」入りとなった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)、テンセント(00700)、JDドットコム(09618)、美団(03690)、銀行株の中国建設銀行(00939)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ