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【見通し】株式明日の戦略-後場の戻りでセンチメントが改善、調整一巡感は出てくるか

26日の日経平均は続落。終値は95円安の38142円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり619/値下がり948。米エヌビディアの大幅安を受けてもアドバンテスト、SCREEN、ソシオネクストなど半導体株の一角が上昇。米長期金利の低下を手がかりに三井不動産や三菱地所など不動産株が軒並み高となった。期末配当見通しを引き上げた秋田銀行や上方修正と増配を発表したバイタルKSKが大幅上昇。上方修正、増配、株主優待導入を発表したJPHDが急騰し、ストップ高まで買われる場面もあった。

 一方、ナスダック安を嫌気してソフトバンクGが大幅安。エヌビディアの大幅安を受けてディスコやレーザーテックが強めに売られた。米長期金利の低下を受けて、三菱UFJやみずほFGなどメガバンクが軟調。三菱商事や丸紅など前日買いを集めた商社株が一転売りに押された。暗号資産価格の下落に関連銘柄が神経質に反応しており、リミックスポイントやフィスコが急落。メタプラネットはストップ安となった。

 日経平均は続落。前場はなすすべなく売られたが、後場は節目の38000円を意識した動きが見られた。売買代金トップとなったフジクラは3.3%高。前日にはデータセンター期待のはく落で大きく下げており、買いづらさはあった。そういった銘柄が軟調相場の中で存在感を示したことは特筆される。

 本日米国市場の引け後に出てくるエヌビディアの決算および時間外の反応が注目される。好内容が確認できれば国内半導体株が見直されることで、あすの日経平均にプラスの影響が見込まれる。失望決算なら半導体株は嫌われるだろうが、全面安とならなければ底割れに対する警戒は後退する。きょうは一時37742円まで下げたものの終値は38142円で、ローソク足では長い下ヒゲをつけた。場中はリスクオフムードが強まりそうな雰囲気もあったが、終わってみれば東京エレクトロン1銘柄の下げで説明がつく程度の下げまで持ち直している。調整一巡から反転攻勢の展開に期待したい。

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ